Vol.153

 

未来との遭遇


ダイタリオンプライムの活躍により、この混沌とする世界の時間の歪みは最小限にとどめられていた。
しかし、やがてダイタリオンプライムの力では抑えられないまでに時間の歪みは大きくなる。
その歪みは新たな歪みを生み、やがて、時間が裂けた。
全宇宙の1/3もの範囲に渡り、時の断層…時断層が発生する。
その時断層の中心にいた者は、いくつもの過去と未来を同時に体験することとなった。

オメガスカージとの戦いに辛勝したサイバトロン軍と傭兵部隊。
多くのものが帰らぬ者となり、生き残ったものも多大なダメージを受けていた。
アトラスたちは傷ついた体を癒すため、ソニックボンバーの故郷・惑星エアロに向かっていた。
その最中、時断層がアトラスを襲う。
次々と…いや、すべてが同時にアトラスの脳裏に焼きつくいくつもの過去と未来。
故郷の惑星ダイの建国という過去、アトラス自らの手での復興という未来。
父・イアペトスの戴冠式という過去、アトラスが惑星ダイの王となった未来。
そして、惑星ダイの滅亡と言う過去と…
全宇宙を掌握しているアトラスという未来。
異形な玉座に踏ん反り返り、自分に背くものは容赦なく排除する。
異形なる者を配下に従え、宇宙すべてに監視の目を光らせる。
そんな、自分の未来。
「バカな!」
アトラスが自分の叫びで我に帰った時には時断層は収まっていた。
時断層に触れていない傭兵仲間が心配そうに顔をのぞく。
アトラスと同じく時断層に触れた仲間は、驚愕の表情でアトラスを見る。
「そんなはずはない…」
アトラスは、力なくつぶやいた。

 


神帝 キングアトラス
1万4千年後のアトラスの姿。
強大な“力”を取り込むことで全宇宙を統べる存在となっており、
その力には何人たりとも逆らえずにいる。
自らを神と名乗り、仇をなす者は容赦なく両肩のキングソードで斬り捨てる。
「お前に許された道は、余に仕えるか、冥府にいくかの2つのみだ。」


キングアトラスのビークルモードは戦闘機。
瞬時にして宇宙のどこにでも移動することができ、多元的に宇宙を支配する。


巨大マニュピレーターを備えた基地モードにも変形可能。
遥か過去の時代には、この形態で故郷の星を復興した、
という記憶を持つものは、誰一人としていない。
…そう、本人でさえも。


アトラスの見た未来は、嘘か真か…その問いに答えられるものは、居ない。

 

今回は、GFスタスクをリペってキングアトラスを作りました〜。
元ネタは、UNIVERSEで発売された、スカイクェイクのリカラーキャラ・キングアトラス。
そのキングアトラス、ダイアトラスを意識したカラーだと言われてたものの、
なーんか違う、と思ってたんですが、
そのキングアトラスをモデルに色塗ったら不思議とダイアトラスに見えた、という不思議。


ホントはスパスクで作りたかったんですけどねー、
まぁそれは(色々と)無理、つーことで通常サイズでのリペに。
ナイスクをリペったアトラスとのサイズ比はこんなもんです。


ウニバキングアトラスと。
ウニバキングアトラス、ブルーがもうちと明るめで、
クリアレッドがもうちと鮮やかだったら印象が違ったんだろうになぁ。


ビークルモード比較。
しかしでかいな、ウニバキング(笑。

 

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