「こんなはずじゃなかったのに…」
ブリッツウイングはつぶやいた。
辺りを見渡すと、かつての仲間たちだった残骸が宙を浮いている。
「こんなはずじゃなかったんだ。」
もう一度、ブリッツウイングはつぶやいた。
惑星エアロで自由気ままに暴れていたブリッツウイングは、
ライバル(彼が一方的にそう思っているだけだが)であり、暴れ仲間であるハイドラー・バスター兄弟がデストロンへスカウトされたのを目撃し、
対抗心を燃やしてエアロを飛び出し、デストロン軍へと志願した。
首尾よく手柄を立て続け、やがてマスターメガトロン直属の部隊へと配属される。
そのことを自慢しようと、ハイドラー・バスター兄弟を探すブリッツウイング。
しかし、だれに聞いても「知らない、聞いた事もない」という答えしか返ってこなかった。
…それもそのはず、
ハイドラー・バスター兄弟がスカウトされたのはデストロンはデストロンでも、
ブラックザラック率いる私設部隊。
行動するのに都合がいいためにデストロンのフリをしているだけで、
本当はデストロンでも、ましてやサイバトロンでもないのだから。
そのことを知るよしもないブリッツウイングは、当てが外れたと気落ちする。
それでもマスターメガトロンに惚れこんでいたブリッツウイングは、そのままデストロンへ留まった。
しかし時が経つにつれてマスターメガトロンの性格に疑問を抱き始め、
彼がマスターガルバトロンへとパワーアップしたとき、事件がおきた。
マスターガルバトロンがサイバトロンへと放った攻撃の威力がすさまじく、
部下であるブリッツウイングらをも襲ったのだ。
それにより多くの仲間たちが瓦礫と化した。
運良く仲間の影に隠れる形で難を逃れたブリッツウイングだったが、
そのことで完全にマスターガルバトロンへの忠誠心を失った…。
デストロン空爆兵 ブリッツウイング
好戦的であつかましく、おまけにビックマウス。
しかしそれなりの実力は有している。
ハイドラー・バスター兄弟に一方的な対抗心を抱いており、
彼らを完膚なまでに負かすことを夢見ている。
「オレが来たからには百人力さ、あの兄弟なんてメじゃないぜ。」
ブリッツウイングのビークルモードは高速戦闘機。
爆撃能力も有しており、いくつもの星を焦土と化してきた。
また、彼は移動砲台モードへも変形可能。
戦闘機モードよりも攻撃力が格段にアップしている…その分、移動速度はガタ落ちだが。
ただ彼は「地に足がつく」ことを嫌っているため、めったなことでは変形しない。
宇宙を賭けた戦いの結末を見ることなく、デストロンを後にしたブリッツウイングは、
元の自由気ままに暴れられるような星を探して宇宙をさまよう。
「そういえばあの辺境の星が面白そうだったな…名前は確か…地球か。」
つーわけで、密かに(?)行われていた、大いなる無謀企画
「歴代副指令をトリプルトロンにしようプロジェクト」
最終にして最大の“無理ある”リペフォが完成しました。
しかし…思いのほかブリッツウイングに見えちゃうから怖いなー。
頭部胸部を変えて色をそれっぽく塗っただけなんだけどねー、あははははー。
以下おまけ画像
オリジナルのブリッツウイングとの比較・ロボモード。
腰や太もものグレーが濃すぎだね。
同・ビークルモード。
まぁ、がんばれば、ブリッツウイングに見えなくもない…よね…
え?タンクモード?
…察しろ。
ブリッツウイングとアストロトレインがスーパーリンク!
ブリッツトレイン爆誕!!!
…まぁ、載っけてるだけですわ(笑。
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