Vol.148

 

最強の兵士!?


スタースクリームによって地球デストロンの封印が解かれ、
プラネットフォースを探すために進軍開始したのと時を同じくして、
日本近海に浮かぶ小さな島に、時空の裂け目が発生した。
そこからTFが這い出してくる。
そのTFは全身がボロボロで、動けるのが不思議な状態だった。
「お…のれ…スタースクリームめ…いいように俺の体を使いやがって…」
ふらつきながらもなんとか右腕の銃を構え、遠くから上空を迫ってくる一群を見据える。
その一群は、プラネットフォースを探すために世界中を飛び回っている地球デストロンの群れだった。
「誰かは知らんが…俺の血肉となれ!」
その言葉と同時に、右腕の銃からエネルギーが放たれ、
地球デストロンの数体が空中で爆発する。
落ちてくる地球デストロンの破片を、TFの体から出てきた触手がキャッチ。
そのまま自らの体内へ取り込み、融合させる。
傷でボロボロだったTFの体が、見る見る癒えていく。
「貴様、何者だ!」
「サイバトロンか!?」
「スタースクリーム様に報告だ!」
いきなりの襲撃を受けた地球デストロンがうろたえながら、口々に騒ぐ。
「スタースクリーム…だとう!?」
TFの目が赤く光る。
「貴様ら、スタースクリームの居場所を知っているのか!?」
「それがどうした!」
地球デストロンが一斉に襲い掛かってくる。
「黙って教えれば死なずにすむものを…」
TFは不敵な笑みを浮かべた。

小さな島のいたるところに地球デストロンの死骸が横たわる。
その真ん中に、TFと、ただ1体生き残った地球デストロンが立っていた。
TFの右腕の銃が、生き残りの地球デストロンの胸に突き立てられている。
「スタースクリームの居場所を言う気になったか?」
「ス、スタースクリーム様は、今…」
スタースクリームの居場所を聞き取ったTFは、最後の地球デストロンも屠り、
島を後にした。
「待っていろ、スタースクリーム…貴様にいいように弄ばれたこのギルトール様が復讐に行くからな…!」

 


巨銃兵士 ギルトール
違う世界より、次元の裂け目を伝ってやってきたデストロン。
その別世界のサイバトロン総司令官とデストロン破壊大帝の能力を併せ持つ、
デストロンの最強兵士として作られたが、その世界のスタースクリームの幽霊に憑依され、
デストロンを裏切り破壊された。
一命は取り留めたが、そのためスタースクリームに強烈な恨みを持つ。
「俺の恨みを思い知れ、スタースクリーム!」


ギルトールは、3種の武器を装備している。
まずは左腕のリボルバーレーザー
シリンダーから直接発射されるレーザーは、厚さ3mの鉄板をも貫く。


右腕・デストロガン
武装としては名前からもわかるとおり、デストロンが標準的に装備している破壊光線発射装置。
だがその威力は、小さな島なら一撃で粉砕できるほどである。


背中のバックカノン
威力はそれほどでもないが(といっても、並みのデストロン兵士の持つ武器の数倍も強力だが)、
フレキシブルに可動し、背後の敵にも攻撃が可能なため、
ギルトールにとっては重宝する武装なのだ。


そして、3つの武器を合体させ、最強形態・ビッグガンモードとなる。
3つの武器のエネルギーが収縮され、一撃で小惑星を吹き飛ばす。


ギルトールのビークルモードは、巨銃を装備したバトルトレーラー。
高速で走行しながら、強烈な一撃を放つことが可能である。

 

つーわけで、一ヵ月半ぶりの更新です。
夜勤だのPCの不調だので作業がなかなか進まなくて…
それはさておき、今回は知ってる人は知っているギルトール。
コンボイとメガトロンの能力を併せ持った、クインテッサ星人が作り上げた最強TF。
それにスタースクリームが憑依されて、ロディマスとガルバトロンの両方を敵に回すハメになっちゃったかわいそうな人です(笑。

素材に使ったのは、ロボマスG1コンボイ…の大陸拡大パチ。
この大陸拡大パチ、結構なでかさなもんで、
スパリンのガルバトロンやロディマスと並べるといいカンジ。
ホントは、今度復刻されるガルバトロンの復刻記念で作ったんですけどね。
いかんせん、ガルバトロンの大きさがよくわかんないからなー。
果たして並べていい感じになるのかどうか…。

 

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