Vol.139

 

獣神の力


惑星・アニマトロスより、プラネットフォースが失われたその日。
神殿の奥底で目覚めたTFがいた。
「我が星よりプラネットフォースが消えた…か。」
そのTFはそうつぶやくと、
永きに渡っての「眠り」により、埃の積もった体を起こす。
右腕を天にかざすと、石で出来た天井に空が映る。
左足が軽く地面を蹴ると、そのTFは天井に映った空の中へと吸い込まれていった。
「久しいな、我が惑星…。」
神殿の外へ出たTFは、辺りを見渡し、目を細める。
「さて…我が力を受け継ぎし者はいずこか…?」
そのTFは、空のさらに向こう…すなわち宇宙へと視線を送る。
「ふむ、そこか…」
そういうと、右足が宙を蹴る。
次の瞬間、そのTFはアニマトロスの衛星軌道上にいた。
「ム…あれは…?」
青白い光の筋が、そのTFが向かおうとしていた方向より飛来し、
すぐ傍をすり抜けてアニマトロスの神殿に向かって行った。
「ほう、狂王の生還か…」
そういうと、目を細め、地上の様子を窺うTF。
しかしそれ以上の興味を示さず、再び宙を蹴る。
そのTFの姿は、宇宙の闇の中へと消えていった。

 


獣神 ライガー
惑星アニマトロスの成り立ちに、大いに関係していると言われる謎のTF。
自らを「神」と名乗るだけあり、その存在能力はケタはずれにすごく、
あるいは、”星帝”に匹敵する、とも言われている。
ジャックショットライガージャックへ転生したのは、
このライガーのパワーによるものであり、
ジャックショットの心の中に、自分と同じ”何か”を見出したからに他ならない。
「我が怒り、神罰と知れ!」


獣神ライガーは、”怒れる神”である。
彼の怒りが頂点に達したとき、彼の姿は変貌する。


そう、これがその姿。
獣神 ファイヤーライガー
である。
髪が逆立ち、角が生え、より鋭い爪が伸びる。
まさに爆怒のそのいでたちを見たものに、
安らかな眠りは与えられない。


ライガーはビーストモードも変形可能である。
その姿は、百獣の王たる獅子。


この、獅子の姿においても爆怒パワーはスパークする。
烈火のごとき怒りの化身は、敵を容赦なく叩き潰す。

 

 

つーわけで、今回も「誰かがやるんじゃないかと思いつつも結局自分でやっちゃった」ネタです(苦笑。
とどのつまりは”先祖がえり”ネタなワケですが、
思いのほか元ネタの獣神ライガーっぽくなったんで、自分的に満足してます。
つか、設定がどうしようもなく暴走してます。
どう収拾付けるんだ、ワタシー(苦笑。

以下、おまけ〜


ファイヤーライガーコンボイ。
色が赤くなったことで、ハッタリ度アップ!?


Wライガーコンボイ。
背中のウイングは鬱陶しいからはずしてますが、
逆に寂しくなりすぎたね。


ライガー比較。
頭部のリデコ・角の追加、そしてカラーリングの違い…
「別のキャラ」と言い張るのには十分すぎる変更がなされてるんじゃないかと自画自賛。


ビースト比較。
個人的にライガージャックのカラーリングにはいまいち馴染めなかったんですが、
理由がわかりました。
”獣神ライガー”を名乗るくせに、赤分が圧倒的に足りないってのがソレ。
だもんで、今回のリペで溜飲を下した思い。

 

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