敵味方なく暴れるTFや、
そのTFをあっさりと倒した謎のTFの乱入などがあり、
一時混乱を極めたフレア救出作戦だったが、
サイバトロン、ヘラルド、共に平静を取り戻し、戦いは膠着状態となった。
ネオギルトールがヘラルドを一人消滅させた事により、
やや劣勢だった救出チームが盛り返し、ほぼ互角となったのだ。
「だが、しかし…」
この作戦を指揮するEVACは心の中でつぶやく。
「互角ではだめだ…より安全にフレアを救出するためには、アジト内にいるもう2人のヘラルドをおびき出せるほどの脅威を見せなければ…」
しかし、現在のこの状況ではそれも難しい。
EVACの悩みは、空を伝わってくる轟音でかき消された。
「何だ!?」
救出チームもヘラルドも、同時に轟音の方を見る。
巨大な輸送機がいつの間にかこの空域に近づいてきていた。
その輸送機に描かれたインシグニアを見て、
険しかったEVACの表情が和らぐ。
「彼らが…来てくれたか…!」
輸送機はEVACたちの真上に差し掛かると、後部のハッチが開き、
そこから数体のビークルが飛び出した。
そのビークルは空中でトランスフォームし、
ロボモードとなった新たな戦士たちが、
ヘラルドに照準を合わせる。
真っ先に飛び出したオレンジとグリーンのボディを持つTF…
ロードバスターが叫んだ。
「レッカーズ、作戦開始!」
レッカーズ攻撃指揮官 ロードバスター
特務攻撃部隊・レッカーズの指揮官。
質実剛健を重んじるタフガイで、
今までいくつもの戦場で、特殊な任務をこなしてきた。
まじめすぎるがゆえか、仲のいい相手にも事務的な口調でしゃべってしまうきらいがあり、
それを本人は気にしているようだ。
「レッカーズ、作戦開始!」
レッカーズはギャラクシーコンボイ総司令官の直属部隊で、
サイバトロン本軍の面々ではこなせないような特殊な任務を一手に引き受け、
影でサイバトロンの勝利を導いてきた部隊であり、
一部のサイバトロン戦士にとって憧れの部隊である。
余談だが、もし、ジャックショットがライガージャックとしてアニマトロスに留まる事にならなかったら、
Gブラックホール事件の後、レッカーズに入隊していたであろう事は想像に難くない。
ロードバスターは作戦がないときはこのシビリアンモードで過ごしている。
左腕はかつての大戦で失い、今は義手となっている。
高出力のエネルギーブラスターとして使用するほか、
出力を極小に絞り、トーチとして使う事も可能である。
また、オプションを接続する事により、
ガトリングライフルとすることも出来る。
ショルダーカノンは手に持って使用する事も可能。
胸部からは、エネルギーディスクを射出することもできる。
左足の装甲は展開すると高性能コンピュータを搭載したコマンドユニットとなる。
ここから様々な司令をレッカーズの面々に出したり、
前線でのブリーフィング時にホログラムを投射して、
より作戦を密に打ち合わせる事が可能である。
ロードバスターのビークルモードは4WDカー。
わずかな重力でもしっかりと地面を掴んで走る事が可能で、
さらにどんな荒地でもタフに進む事が可能だ。
さて、今回製作しましたのは、
マイ伝ラチェットSをリペフォったロードバスターです。
えー、自分でもなぜとっつぁんを使ってロードバスターを作ったのか、
よくわかりません(苦笑
まぁ、思ってた以上にロードバスターに見えたんでいっか(笑
ちなみに、TFGFV的なレッカーズノインシグニアはこんな感じ。
イメージもちろん、G1の方ね。
その当時のレッカーズのことを詳しくはワタシも知らないんだけど(汗
ムゲンキャリバーのプラモで作ったロードバスターがオォゥなことになってしまったんで、
ユニバース版のロードバスターと比較。
ユニバ版、これはこれでかっこいいけど、
“ロードバスター”ではないよなぁ、せめて頭部がなぁ…
とっつぁんカルテット。
赤いのがかっこよすぎて…
ちなみに今回、ノーマルラチェでなくラチェSを使った理由ですが、
単に前に安売りしてたのを買ってストックしてたのを使っただけ、です(笑
でも軟質パーツがオレンジだったり、クリアパーツが薄いグレーだったり、と、
ロードバスターにリペフォるのに非常に都合がよかったです。
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