Vol.218

 

アクションマスター!


ネオギルトールは呆然としていた。
何者かによって強化されたこの体で、
憎きTFを思う存分いたぶっていた、そのはずなのに。
いきなり目の前に現れた黒と緑のTFが、
攻撃をことごとく避け(至近距離での攻撃さえも!)、
右腕のギガンティックカノンを根元からそぎ落としたのだ。
ネオギルトールが痛みを感じるまもなく、失われた肩から先が再生していく。
「ほう、切り落とした先から復活するのか。そいつは好都合!」
黒と緑のTFは歓喜の声を上げ、再び右肩のギガンティックカノンの付け根を攻撃してくる。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
ネオギルトールはそうさせまいとがむしゃらに腕や足を振り回すが、
その動きを読んだかのように、この黒と緑のTFはネオギルトールの背後に回りこみ、
再生したばかりのギガンティックカノンを再びそぎ落とした。
「くそ!くそ!」
再生する右腕をかばいながら、ネオギルトールは黒と緑のTFから逃れようと駆け出す…
が、黒と緑のTFはすばやく回り込む。
踵を返して別方向へ逃げようとするも、やはり黒と緑のTFはすばやく回り込んでくる。
「畜生、何者だキサマ!」
自暴自棄的に攻撃を仕掛けながら、ネオギルトールが叫んだ。
その攻撃を避けつつネオギルトールへの距離を詰めながら、
黒と緑のTFが答えた。
「拙者は…バンザイトロン!」
バンザイトロンがその名を言い終えた時には、
ネオギルトールの装甲のほとんどがバラバラに砕け散っていた…
バンザイトロンの瞬速な攻撃によって。
倒れこむネオギルトール…しかし、砕けてなくなった装甲が早くも再生を始めていた。
「なんと…ここまでしてもすぐに再生するとは…なんとも面妖な…
それはともかく、
この勝負は拙者の勝ち。拙者がそぎ落とした武器やパーツは頂いていく。」
そういうと、ギガンティックカノンや装甲のパーツを抱え、
バンザイトロンは森の中へと消えていく。
あとには、先ほどの戦いを呆然と見るしか出来なかった、
フレア救出隊とヘラルドの面々が残された。

 


格闘家 バンザイトロン
セイバートロンの格闘技・クリスタロキューションの使い手。
武者修行として宇宙中を旅している。
かなりの使い手ではあるが、まだまだ“達人”の域にはほど遠いと感じており、
日々修行に励んでいる。


ニヒルでクールな性格ではあるが、
金にがめつい一面を持ち、
倒した相手のパーツを売りさばいて金に換えている。
「この勝負、拙者の勝ちだな。ではこのパーツ、頂いていく!」


クリスタロキューションは、相手の装甲のつなぎ目や隙間を攻撃し、
バラバラにするのを基本とする格闘技で、
バンザイトロンの両腕についているのは、
その攻撃を効率よく行える武器・クリスタロ・チョッパーである。


バンザイトロンは、敏捷性が落ちるものの、攻撃力・防御力がアップする、
このレーザーシャープモードに変形可能。
クリスタロ・チョッパーはハサミ状に変形し、
突く・裂くという通常の攻撃加え、挟む・切るという攻撃も可能になる。


バンザイトロンは地球に来た際、スポーツカーをスキャンした。
機敏な動きと瞬速なトランスフォームを組み合わせ、相手を翻弄する。

 

 

つーわけで、今回はリベンジブラジオン日本発売決定記念(?)、
リベンジサイドスワイプをリペフォったバンザイトロンです。
いやぁ、顔が似てるなぁ、と、ふと気付いたのが製作理由だったりします(笑



サイドスワイプ&スワーヴとの比較。
やはり色が違えば別人に見えますな(笑



アクションマスターは持ってないので、
BOTCONバンザイトロンとの比較。
BOTCONのも、もっと配色がんばったら、よりオリジナルに似ると思うんだけどなぁ。
なんかこう、「わざと似せないようにしてる」感を色々感じるのよね、
アチラの商品って。

 

 

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