Vol.216

 

ますたふぉ〜たーたかーうーたーびにー


フレア救出作戦が開始された。
キャブは洞窟の前で敵をおびき出すチームの一人として参加していた。
本当は地中から直接洞窟へ乗り込むチームに入りたかったが、
人よりやや巨漢なキャブに、地中を進むのは無理があったのだ。
慎重に、洞窟までの距離を縮めていくキャブたち。
突如、そんな彼らの背後、何も無い空間にゲートが開き、
象の牙のような角を生やした巨漢のTFが現れた。
「うぉぉぉぉ!」
それをいち早く察知したアムホーンが、
叫び声を上げながらそのTFに向かって突進する。
が、その標的である巨漢のTFは、見た目からは想像の出来ないすばやさでそれを避け、
腕から発する怪光線を、空を切って転がるアムホーンに向けて放った。
怪光線がアムホーンに命中する瞬間、キャブの左腕に装備されているトンファーが伸び、
アムホーンを突き飛ばす。
怪光線は先ほどまでアムホーンがいた場所で弾けて消えた。
キャブはそのままトンファーを敵TFに向けるが、森の木々が邪魔をして、
思うようにトンファーを振り回せない。
「愚かな…」
敵TFはそんなキャブを鼻で笑いながら、
四方八方からくるキャブの仲間たちの攻撃を全てかわした。
「いい加減うっとうしいな…」
そういうと敵TFは高くジャンプし、空中で停止、
怪光線をボール状に形成し、
そしてそれは見る見る大きくなっていく。
「クソ、させるか!」
キャブが再びトンファーを敵TFに向ける…が、距離がまったく足りない。
「学習能力が無いらしいな、この星のTFは…」
そういう敵TFの言葉をさえぎるように、キャブが叫ぶ。
「うぉぉ!」
すると、トンファーの先端がのびる!
勢いよく元の2倍の長さになったトンファーだが、
今一歩のところで敵TFには届かなかった。
「惜しかったな…クッ」
顔をゆがませ、生理的嫌悪感を覚えさせる笑みを見せる敵TF。
「お前らは、もうおしまいだ。」
今や自分と同じくらいの大きさになった怪光線のボールを頭上に掲げ、
今まさに眼下のサイバトロンたちに落とそうとする敵TF。
「まだだ!」
キャブが叫ぶ。
フォースチップ・イグニッション!」
その叫びに呼応して、トンファーの先端に付いたチップスロットにフォースチップがイグニッションされる。
その瞬間、トンファーの先から長い刃が飛び出し、敵TFの両腕を切断した。
「何!?」
コントロールを失った怪光線のボールは、そのまま敵TFを飲み込み、爆発した。
「おお!」
「やったぞ!」
サイバトロン戦士たちが口々に歓声を上げる。
キャブもホッとした表情を見せた、次に瞬間、
その表情は凍りついた。
「流石に少し驚いたぞ…」
爆煙が晴れ、そこには両腕を失いながらも余裕の表情を見せる敵TFの姿があった。
「さぁ、第2ラウンド開始といくか…」

 


災害防衛戦士 キャブ
永らく、南国の島国で眠っていた地球TF。
グランドブラックホール事件の際にほかの地球TF同様に目覚め、
そのまま、島の守護者となった。
島の自然を愛しており、その自然を破壊するものには容赦をしない。
「空も!大地も!海も!貴様の好きにしていいものではない!」


フレアとは直接面識が無い彼であるが、
島の子供の一人がフレアと同じ
エクセルスーツおよびトランステクター実験”
の被験者であり、
その彼から救出をお願いされ、今回の救出作戦に加わった。


左腕にはラダートンファーが装備されており、
キャブはこれを自由自在に使いこなす。
だが、木々や建物に囲まれた森や街中での戦いでは、
その長さが仇となる場合も多い。


また、フォースチップをイグニッションすることで、
トンファー先端から刃が飛び出し、
元のトンファーの3倍もの長さを誇るロングソードとなる。


キャブのビークルモードは消防車。
島で起こるほとんどの災害は、
彼のおかげで大事になる前に鎮圧されている。


ラダーを伸ばせば、高い場所・あるいは遠くの場所への放水も可能。
なお、水のほかにもラダー横のタンクで精製される特殊消化剤も散布する事が出来る。

 

というわけで、今回のリペフォは、GFデモリッシャーをリペフォったキャブの登場です。
キャブを製作するのに、ヘケヘケインフェルノだろ?的な意見も結構あったんですが、
残念ながらデモやんでした。
インフェルノはじめ最近の消防車TFって、胸が運転席になるからイメージ違うんだよねー。



デモやんとの比較。
色とラダー部の改造のおかげで、消防車っぽくなったかな?


TFGFV的サイバトロンヘッドマスターJr.勢ぞろい!
こうなるとデストロンのも欲しくなるが、素体がなぁ。


デザイン的にはTSミネルバのほうが合うっちゃぁ合うけど、
サイズ比がとんでもねー(苦笑


そして、海外版…(笑

 

 

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