Vol.210

 

 

あいつら未来に生きてるぜ!


フレアを救うには、どうすればいいか?」
北米ラボでは、その方法を求めて、皆が色々な意見を出し合っていた。
敵がフレアをさらった理由が判明していない今、
うかつな行動は彼女を命の危険に晒す事になる。
スキャンで判明している敵は5体。
しかしその数も本当に正しいかもはっきりしていない。
なにせ奴らは小型のブラックホールのようなゲートを自由に開閉し、
自由に移動をするのだ。
5体以上の人数がいる可能性もある。
フレアが捕らえられている洞窟は行き止まりになっていることも周辺地形のスキャンで判明している。
洞窟に入るには、正面から行くしかない。
「姿を消すか、地中から行くか、しかないのぅ。」
そういったのは初老を迎えた戦士、チャーである。
本来はセイバートロン星で保安主任を務めており、
別件でたまたま地球に来ていた彼だが、
フレア誘拐の報を聞き、この北米ラボへやってきたのだ。
「はるか前、やはり似たようなシチュエーションの事件がグリモア星域であってな、
そのときは酸を吐いて溶かした鉱物を食料としている現地の動物を使って、
徐々に周りの壁を溶かして行って仲間を救出した事があるんじゃが、
流石にこの星にそんな生物はおらんじゃろうてな。」
「なるほど、酸で周りを溶かす、か…」
ホイルジャックが、チャーの言葉を受けてなにやら考えごとをはじめた。
「まぁ、そのときは酸が仲間にちょっぴりかかってしまって、大変だったんじゃが。」
チャーが話にオチをつけると、ホイルジャックはガクっと頭を抑えた。
「やはりここは、外で派手に暴れて敵を誘い出し、
その隙に姿を消せるヤツか、地中を移動できるヤツがフレアを救出するしかないかの?」
チャーは腕を組み、深く椅子に腰掛けながらそう言った。
「しかし姿を消せるサイバトロン戦士は、間が悪い事に皆、
遠い星域に赴任しておる。地球に来るまで時間がかかるな…
地中を進める者も、やはり遠い…」
そこまで言ったホイルジャックがハッと顔を上げた。
「うってつけのがいた!」


戦士 チャー
古参のサイバトロン戦士。
その経歴は総司令官ギャラクシーコンボイよりも長い。
自らを”生き字引”と称し、
これまでの経験で得た知識を、
若き仲間たちへ伝える事こそが今の使命と感じており、
事あるごとにその知識を披露する。
「経験が何よりの知識じゃよ。」


基本好々爺ではあるが、
歳相応に少々頑固な部分も持っており、
思い込みで的外れな意見を述べる事もある。


チャーの武器は旧式でそのために無駄に大きいが、
その威力は若いTFの持つ武器とも遜色がない。


チャーのビークルモードはトラック。
地球でスキャンは行っておらず、
生まれたときからこの姿である。

 

ようやく新たなリペフォが製作できました、
今回はご覧の通り、SLスノーストームをリペフォったチャーです。
昨年10月ごろからネタとして暖めていたんですが、
最近やたらとチャーづいてる(BOTCONとかオールハイルメガトロンとか)のもあって、
ムラムラと作りたくなって製作しました。



オリジナルのチャーとの比較。
ご覧の通り、リコイルを両形態で装備可能です。



素体となったスノーストームとの比較。
チャーのイメージとして、“なで肩”があるんですが、
スノーストームはやたら肩幅があるんで、
チャー化に際して、肩のパーツを上下逆にし、
極力肩の要らない部分をそぎ落としました。

 

 

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