かつて、地球とよく似た惑星にて繰り広げられた、
マイクロンと呼ばれる種族を巡った、サイバトロンとデストロンの戦い。
その戦いで、デストロンとして、「友」の前に敵として現れた男・ランページ。
サイバトロンに裏切られたという、その憎しみのみで戦っていた男は、
戦いが終わり、誤解が解けると、
誰にも行き先を告げずに去っていった。
それから何サイクル経ったのだろうか。
宇宙崩壊の危機と騒がれた、グランドブラックホールの出来事も、
時断層の出来事も、我関せずと過ごしてきた彼の耳に、
妙な噂話が入ってきた。
「宇宙誕生から今まで数えるほどしかなかった、
3つの超高濃度のエネルギーのせめぎ合いが、
ある銀河系で起きようとしているらしい。」
と。
さらに、そのエネルギーを我がものにせんとする「悪意」が、
徐々にその銀河系に集まりつつある。
とも。
その銀河には、友がいる…
ランページは、懐かしき故郷のあるその銀河系へと足を向けた。
戦士 ランページ
元々サイバトロンの戦士だったが、
とある事件の際、仲間に見捨てられ、胸に大きな傷を負ったことで離反、
デストロンへと入隊した。
後に誤解が解け、真に憎むべきはデストロンであったと知り、
己の愚かさを恥じて、皆の前から姿を消していた。
根が真面目で一本気な部分を持ち、
そのために人生において大きな回り道を余儀なくされた事が多い。
戦いを極力避け、あくまでも中立を貫こうとする彼の耳に入ってきた噂は、
彼に再び銃を取らせるには十分な内容であった。
「今行くぞ…友よ!」
彼がこの、サイバトロンを裏切る原因となった胸の傷を癒す事はない。
これは、サイバトロンを裏切り、多くの仲間を傷つけた自分に対する戒めでもあるのだ。
ランページの武器は、2本のランチャーロッド。
遠距離の敵にはランチャーとして使用、
接近戦では棍棒の様に使用できる優れものである。
ランページのビークルモードはスーパーカー。
地球によく似た、とある惑星でスキャンし、以後そのまま使用しているようだ。
はい、というわけで今回は、
ヘケヘケランボルをリペフォったランページです。
今年のBOTCONの限定TOYの中に、
「ウィールジャックのリカラーでサイドスワイプ」
というのがいたのを思い出し、
ためしにデジバッシュしたらまぁ、ハマってること、
という事で製作したのでした。
トリオ・ザ・ランページ。
こうしてみると、ホント、ランページにするためにデザインされたようなカタチしてますな、
ヘケヘケランボル。
ちゅーかね、実際、ボンネット(胸部)をリデコさえすれば、あとは
赤→黒
黒→白
黒の軟質樹脂→黄
にさえすれば、おのずとランページカラーになっちゃうんスわー。
まぁ、元々ランページ自体、ランボルを意識したデザインだったんでしょうね。
名前は何故かウィールジャックになっちゃったけど。
素体となったヘケヘケランボルと、その同型のサンストリーカとのスリーショット。
それぞれ特徴的なパーツのおかげで違って見えますねー。
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