トランスフォーマーたちが地球に来て20余年。
彼らは人類に革新的な技術をもたらすと同時に、
新たな脅威をもたらした。
TF犯罪…トランスフォーマーたちによる、犯罪事件が年々増加の一歩をたどっている。
当初ははぐれデストロンが引き起こす、
言ってしまえばある程度予測された物ばかりだったのが、
最近はデストロン以外のトランスフォーマーが事件の渦中にいることも少なくない。
あるものは人間に利用され、
またあるものは自分の境遇に不満を持ち。
犯罪を取り締まるために配置されたものが犯罪を起こすケースも出始めていた。
過去20年間のTF犯罪のおよそ半分は、とある犯罪組織が行ったものだった。
その犯罪組織は大胆な犯行を行うにもかかわらず、いまだ身柄を確保されたものが誰一人おらず、
TF犯罪者たちからは英雄のようにあがめられている。
その犯罪組織の名はインセクター。
強盗、詐欺、ゆすり、その他、なんでもする彼らを束ねるのは、
自らを「女王」と名乗る、女性TFである。
彼女の名はアンタゴニー。
普段は中東あたりで金持ち相手の宝石商という表の顔を持つ悪女である。
そんな彼女だが、最近悩んでいることがある。
20年ばかり前に時断層の騒ぎが起きて以来、
不意にめまいを感じ、意識を失ってしまうことがしばしば起こるのだ。
だが、周りの者に言わせると、彼女が意識を失っている間も、
彼女は普通に行動し、特に変わったように見えないという。
彼女が意識を失っているのはほんのわずかな時間だが、
その間の記憶は当然無く(薄ぼんやりと、どこか違う世界の景色を見ているような感じはある)、
自分が得体の知れない病にかかったのではないかと思うに至っている。
…しかし悲しいかな、この星にいる医者はサイバトロンしかいないのだ。
奴らの世話になるのはまっぴらごめんだ。
彼女は、本業も裏の稼業もうっちゃって、この病を治す方法を探し始めた。
女王 アンタゴニー
犯罪集団インセクターを取り仕切る悪女。
大胆不敵な性格で、それでいて策略家なため、
今まで誰にも「裏の顔」を知られたことが無い。
“美しいもの”…特に宝石類が好きで、
趣味と実益を兼ねて宝石商を「表の顔」としている。
「皆のもの、やっておしまい!」
最近彼女を悩ましている「病」。
その治療法を求め、部下を世界中に派遣している。
もともと戦闘能力の乏しい彼女は、ほとんど前線に出ることは無い。
このフライトモードも、本来ならば戦闘時に相手を切り刻むためのものだが、
もっぱら近距離移動の際にしか使われていない。
彼女のビークルモードはプロペラ機。
ステルス機能を有し、そのローター音はほとんど「0」である。
今年2度目のダブル更新、まずはインシネレーターをリペフォったアンタゴニーです。
ボットコン限定であるアンタゴニー、
ネットをし始めてすぐぐらいに知ったキャラクターで、その当時から羨望の的でした。
インシネレーター比較。
無論、今回もインシネレーターバラして、黒以外のパーツをSDN染色しています。
オールスパークパワー共通の水色、個人的には嫌いではないですが、
やはりちょっとうるさいですよねぇ。
コックピットくらいで収めてればいい感じだったのに…。
アンタゴニーは一人でいい…
|