Vol.189

 

地球を駆け巡れ!


ビッグホーンと出会った戦い以降、謎の敵の襲撃も無く、
ウェイカーズはついにマップの示す惑星…地球に到着した。
木々が茂り、有機生物に満ちた惑星の様子にひと時心奪われる一行。
と、マップが輝きだし、見たことの無いエンブレムが浮かび上がった。

「今度はこのエンブレムを探せ、ってのかい?」
レディスクーバがおどけた様に言う。
ダイバー、お前昔この星にいたんだよな?
このエンブレムに見覚えは無いか?」
アパッチがダイバーに問うも、ダイバーは首を振った。
「仕方ない、みんな、ツーマンセルで手分けしてこのエンブレムを探すんだよ。
あの敵が出てきたら、戦わずに逃げるんだ、いいね?」
レディが全員を見渡して言う。
ウェイカーズの面々は2人一組で地球各地へと散った。
「さて、私たちも行くとするかね?」
レディの言葉にアパッチが頷いた。

数時間後。
レディとアパッチは、とある町の近くにいた。
だが、その町は、何者かが暴れたかのように荒れていた。
そんな街の有様を見たレディの表情が一瞬曇るも、
興味ないように街を背にして探索を再開する。
「まて!お前たちだな、街で暴れてる謎のTFって!」
不意に背後からこえがし、レディとアパッチが武器を構えて振り返る。
そこにいたのは、少々小柄なTFだ。
胸に誇らしげにサイバトロンのエンブレムを掲げている。
「貴様らの目的は何だ!?」
そのTFは武器をこちらに向けたまま、アパッチ、レディ、と順に見る…
「何の事か知らないけど、人違いだよ、サイバトロンのボーヤ。」
レディは少々不機嫌そうに言う。
小柄なTFからの反応は無い。
「聞いてんのかい!?」
無視されたと思い、語気を荒げるレディ。
「…美しい…」
そのTFは、ポツリとつぶやいた。
「はぁ!?」
「おねーさん、どこから来たの!?名前は!?あ、オレK.I.Dってんだ。この星には観光で来たのかい?この星きれいだもんなぁ。あ、おねーさんの方が数千倍綺麗だけどね!なんならオレが観光名所案内したげようか?こう見えてもオレ、この地区の保安任されてるんだぜ?見所いろいろ知ってるぜ?あ、隣にいるのお兄…おじさん?おじさんも一緒にどう?」
あっけにとられるレディ・アパッチをよそに、
まくしたてるようにしゃべりかけてくるK.I.Dという名のTF。
「コイツを利用しましょう…うまくすればサイバトロンの情報網が使えるかも。」
アパッチがレディに耳打ちする。
「…K.I.D、って言ったかしら?おねーさんと一緒にいいコトしない?」

 


陽動員 K.I.D
サイバトロン地球部隊のオセアニア支部に所属する若きTF。
チームのムードメーカー的存在で、
良くも悪くも自分に正直。
誰とでも仲良くなれる性格で、はぐれ地球デストロンにも友人がいる。
地球に降り立ったレディスクーバに一目ぼれ、
ゾッコンになってしまう。


レディと一緒に行動するうちに、
なし崩し的にウェイカーズのメンバーになってしまうのは、
もう少し先のお話である。
「愛しのレディのために、お宝全部出しちまいな!」


K.I.Dのビークルモードその1・フライトモード。
長距離は無理だが、この形態で空を飛ぶことができる。
上からは禁止されているが、
地球人の女の子を乗せての空中デートをしゃれ込むこともある。


ビークルモードその2・カーモード。
速く、小回りの利くこの形態を本人はいたく気に入っており、
担当地域のパトロールはもっぱらこの形態である。

 

 

ちゅーわけで、今回はマイ伝シルバーボルトをリペフォった、
タスマニアキッド改めK.I.Dです。


頭部はオリジナルのを複製し、そのまま使ってるんですが、
大きさ的に全然おかしくないよね?
むしろ素体にしたシルボルよりも等身上がってスリムな感じに…?


GFブラーでなく、マイ伝シルボル使った理由、
ビークルモードを見たらわかってもらえるかと。


トリオ・ザ・シルボル。
いまだにスワーブの頭がベタ塗り処理なのが気に入らない(苦笑


なんか、スピーディアのモブにいる連中みたいだな、
コイツら並んでると(笑


ウェイカーズ勢ぞろい。
…BWII編が続くか否か、
それはワタシにもわからない…

 

 

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