Vol.173

 

マッハで走れ!


ロングラック一行は、ついに特異点があると思われる洞穴の発見に成功する。
慎重に進む一行。
と、洞穴の壁から染み出すかのように、漆黒の球体状の金属が無数に現れ、ロンラックたちを取り囲む。
球体の上半分が左右に割れたかと思うと、そこに熱線銃が現れる。
すべての球体の無数の銃口に狙われ、一行は死を覚悟する…
と、入り口を塞ぐ様に浮いていた球体の数体が、いきなり爆発する。
ロングラックたちの視線と、球体の銃口が一斉に入り口を向く。
爆煙が晴れ、見知らぬTFの姿が見えたと思った瞬間、球体の熱線銃が同時に発射される。
いく束もの熱線が入り口付近を襲う。
だが、そこに先ほどのTFの姿はなかった。
ではどこに?…そのTFはロングラックたちの頭上、宙を舞っていた。
ロングラックたちを飛び越えた謎のTFは、行く手を阻むように浮いていた球体を破壊する。
一瞬混乱する球体の群れ。
その隙を見逃さず、コラーダのエネルゴンウィップが何体もの球体を一撃で破壊した。
やや遅れて他の面々も球体への攻撃をしかけた。
そして10秒も経たずして、球体はすべて破壊された。
ロングラックたちを救ったTFは、ロングラックに向き直り、敬礼をする。
「サイバトロン地球方面軍高速戦闘員マッハキック
ライブコンボイ地球方面軍司令官の命により、これよりロングラック指揮官の指揮下へ入ります!」


高速戦闘員 マッハキック
ライブコンボイの部下で、ライブコンボイ同様、
大昔から地球を守っていたTFの一人。
ロングラック以上に気まじめな性格で、少々融通の利かない面を持つ。
「我が身砕けようとも、未来は渡さぬ!」


かつてデストロンの手によって、大勢の仲間を失った経験から、
我が身を省みず仲間を救うこともしばしばである。


マッハキックのビークルモードは装甲車
タフなボディと軽快な足回りを併せ持つスペシャルカーだ。


マッハキック第三の形態・プロテクトモード
「攻撃は最大の防御なり」の精神を体現した形態である。

洞穴の奥へと進む一向。
あの後も幾度となく球体に襲われたが、
マッハキックの参入のおかげで難なく撃破していた。
やがて、洞穴の最深部へと到着する。
そこは、壁一面、天井に至るまで、
今まで見たことがない文字や幾何学模様が描かれた空洞になっていた。
その空洞の真ん中に、光る球体が浮いていた。
「これが…特異点か?」
ロングラックが恐る恐る光体に触れると、
壁に描かれた文字や幾何学模様に光が走る。
やがて、空洞が光に包まれ、ロングラックたちも光に飲み込まれていった。

 

今回はエクシゲイザーをリペフォったマッハキックです。
マッハキック製作にあたっては、このエクシゲイザーの他、
ニトロコンボイ、エクシリオン、そしてブラー、と、候補を挙げたんですが、
自分的に一番イメージ近かったのがこのエクシゲイザーでした。


ちなみに今回、頭部はオリジナルのものをそのまま移植しています。
樹脂パーツも形成色そのままでOKだったし、
今回は楽させてもらったよ(笑。


オリジナルのビーストモードである「馬」。
個人的に「競走馬」でなく「軍馬」のイメージがあるんで、
エクシゲイザー選んだろうと思います。


これでビネオス戦士は5人に。
もちろん、次にくるのは…!?

 

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