Vol.168

 

Classic?


時断層」とは、いったいどういう現象なのか。
それを説明するにはまず、この世界における時間の概念を説明しなければならない。
この世界の時間は、螺旋を描きながら進んでいる(図A)。

そう、例えるなら、螺旋階段を上るように時は流れているのだ。
時断層は、その時の流れに対して垂直方向に裂け目が発生し、
左右がそれぞれ上下にずれる(図B)。

これにより、時断層の発生した場所にいる者(図A、Bの白点)は、
未来、あるいは過去の世界のモノと接触することとなる。
(※注:この説明はあくまでも大雑把なもので、
実際の現象はもっと多元的であり、
三次元人である我々ではうまく説明できない)

1回目の時断層の際は、発生した後にすぐさま修復されたが、
二度目の場合は、ずれたまま修復されなくなったのである。
その為、未来、あるいは過去への行き来が可能となり、
それはすなわちタイムパラドックスという言葉では言い表せない時間の混乱を意味し、
その行き着く先は「すべてがなかったこと」となる“消滅”しかないのである。

さて、ここに、一人のトランスフォーマーがいる。
いや、「トランスフォーマー」という呼び名は正しくないかもしれない。
なぜなら彼は、この宇宙に存在するトランスフォーマーたちの祖先の一人であり、
彼らの中にはまだ“トランスフォーマー”という呼び名は生まれていなかったのだ。
彼の名はパワードコンボイ
彼ら先祖たちのリーダーを務める男だ。
そんな彼が、時断層によって現世に現れた。
それはすなわち、時断層の影響がこの宇宙創生近くにまで進んでいることを意味していた。


リーダー パワードコンボイ
トランスフォーマーの先祖たちを束ねる人物。
その他の詳しいことに関してはまったく不明だが、
イメージとして、セイバートロンの代々のリーダーとよく似た雰囲気を持っている。


この宇宙において、各惑星のリーダーが「コンボイ」の名を冠するのは、
彼・パワードコンボイの存在があるからなのかもしれない。


パワードコンボイは、変形機能をも備えている。
そしてそのビークルモードは、地球で現在使用されている乗り物とよく似ているのだ。
これは何かの偶然なのか、それとも…?

 

 

うわー、気づいたらもう2月じゃん!
…ということで、およそ2ヵ月半ぶりの新作となりました今回は、
ご覧のとおりClassicオプティマスのリペで、
ダイアクロンのパワードコンボイであります。
Classicウルトラマグナスのカラーリングがすごく気に入っちゃったんで、
このイメージでウルトラマグナスのアーリーカラーとも言えるパワードコンボイを作ってみたのですがどうでしょう?
少々青の彩度が低すぎたかな?

おまけのClassic同型比較。

 

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